プログラミング言語について

プログラミング言語とは、コンピュータに対して特定の手順や操作を指示するための言語です。プログラミング言語はコンピュータとのコミュニケーション手段として機能し、ソフトウェアやアプリケーションの作成、データ処理、ウェブ開発など、さまざまな目的に使用されます。

コンピュータは本来、機械語と呼ばれる0と1の羅列で命令を理解し、実行してくれますが、人間が直接コンピュータに機械語で命令するのは至難の業です。

↓機械語

01001000 01100101 01101100 01101100 01101111 00100000 01010111 01101111 01110010 01101100 01100100 00100001

そこで「コンピュータが理解できる機械語に変換しやすい」かつ「人間にも理解できる」形式で作られたのがプログラミング言語です。

プログラミング言語の種類

プログラミング言語には、人間が理解しやすいように作られた「高水準言語（高級言語）」とコンピュータが理解しやすいように作られた「低水準言語（低級言語）」があります。

低水準言語には、機械語または機械語に近いアセンブリ言語があります。

<aside> 💡 アセンブリ言語とは

プログラミング言語の類型の1つで、人間が実用的に使用できる最も機械に近い低水準な言語です。

</aside>

高水準言語は何百種類も存在しますが、よく使われるものは限定されます。

下記の表は高水準言語の一例です。

言語	概要
FORTRAN	科学技術計算や数値解析を中心とするプログラム開発に向いた言語であり、世界初の高水準言語。
BASIC	初心者向けとして昔から利用されている言語。簡潔な文法と読みやすさが特徴で、初めてプログラミングを学ぶのに適している。
JavaScript	Web上でポップアップを表示したりスライドショーを実装したりなど、Webページに動きをつけることに使われることが多い。2023年現在世界で一番使われている。
Python	人工知能の開発などで人気が出ている言語。コードが非常にシンプルでコード量も少なく読みやすい特徴がある。主にWebアプリケーションの開発、機械学習、統計データの分析、IoTに関わるシステム開発などに利用される。
PHP	人気のWebサービス開発ができる言語。有名なCMS（WordPress）の開発でも使われているので現在でも利用されるシーンが多い。