Jasmine Teaでは、あらかじめいくつかのキャラクター用のスプライトを準備しています。
<aside> 💡 スプライトとは
スプライトとは、キャラクターをアニメーションさせながら自由に実行画面を動かすための仕組みです。
プログラム実行画面は、真っ黒な1枚の黒板のような画面に見えますが、実際はいくつかの画面が重なって表示されています。
一番下にcircle
命令によって描かれた円などの図形が表示される「グラフィック画面」があります。roll
命令は、このグラフィック画面を動かします。
グラフィック画面の上にキャラクターが表示される「スプライト画面」があります。キャラクター1つごとに、スプライト画面が1枚使われます。Jasmine Teaでは、スプライト画面が32枚あります。つまり、32個のキャラクターを画面に表示することができます。
グラフィック画面の手前にスプライト画面があるので、キャラクターの後ろに何か図形があったときは、図形はキャラクターの後ろに隠れます。スプライト画面は全部で32枚あって、それぞれ番号が振られています。
「OK」などの文字は、テキスト画面に表示されます。テキスト画面は、一番手前にあります。
つまり、文字が一番手前に表示されるので、文字の後ろに図形やキャラクターがあった場合は、図形やキャラクターは文字の後ろに隠れます。
</aside>
Jasmine Teaでは、sprite
命令とshow
命令を使ってスプライト画面にキャラクターを表示します。
sprite s[スプライト番号の式], a[アニメーション番号の式]
show n[表示したいスプライト番号の式], (x[スプライトを表示するx座標], y[スプライトを表示するy座標])
sprite
命令の最初に、登録したいスプライト番号を書きます。スプライトは、0
から 31
までの 32 個まで番号を使うことができ、それぞれ表示したいアニメーション番号を割り当てることができます。何も登録していないときは0
番を利用するので「0
」を記入しましょう。その次にアニメーション番号を記述します。
今回は左向きのアニメーションを利用したいので「2
」を記入してください。
なお、スプライトやアニメーションは下図の「スプライト」から確認することができます。
//キャラクターの登録
sprite 0,2